債務整理をしたら、クレジットカードが作れなくなる。そう思っている方もいるようです。
それは間違いではないのですが、一生クレジットカードが作れない、というわけではないようです。
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産といった種類があります。
それらの種類のうち、任意整理による債務整理をした場合、約5年間借り入れができなくなります。そして、個人再生、自己破産といった手続きの場合、約5年から10年の間、借り入れができなくなるそうです。
よく、ブラックリストに載るとカードが作れなくなる、という話を聞きます。
それは、債務整理すると、指定信用情報機関(いわゆるブラックリストと呼ばれるものです)に情報が載るからです。
ちなみに、その指定信用情報機関というのは、
・CIC(https://www.cic.co.jp/)
・JICC(https://www.jicc.co.jp/)
・全国銀行個人信用情報センター(https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/)の3つ。
クレジットカード会社は、クレジットカードの申込みがあると、それらの機関に登録情報を紹介します。
ちなみに、情報開示の方法ですが、CICは、インターネットでも情報を見られるようです。JICCは、スマホでも情報を開示手続きはできますが、郵送での確認になるようですね。全国銀行個人信用情報センターは、郵送での開示手続きのみのようです。(2021年7月時点での情報です)
それらの機関には、返済に滞りがないか、任意整理や自己破産などで支払いを減額してもらってないか、といったことを調べます。そういった返済状況のデータは、過去5年分保存されています。もちろん、返済すれば、そういった情報は消えます。
ですから、債務整理すると、一定の期間はクレジットカードを作ることができませんが、一生クレジットカードを作れなくなる、というわけではないです。